乳歯の大切な役割 投稿日:2022年4月5日 カテゴリ:スタッフブログ こんにちは!歯科医師の飯塚です。 人は歯の無い状態で生まれてまず乳歯が生えてそれがやがて永久歯に生え換わります。かつては短い間に生え換わるため乳歯はその存在が軽視され虫歯になって失われることがあってもまた生えてくるから気にしなくていいと考えられていたことがありました。しかし今では次に生えてくる永久歯にとって非常に大切な役割があることが分かっています。それは永久歯が正しい位置と向きに生えるためのガイドになるということです。個人差もありますが乳歯は3歳ごろに生え揃い6歳ごろ下の前歯が生え換わり、乳歯の外側に永久歯の奥歯が生えてきます。歯並びが決まる要素には顎の成長や舌と頬の力のバランスなど色々ありますが乳歯がしかるべき時期と順番で抜けていくことで永久歯を正しく導いてくれるのです。そのため虫歯や事故などで乳歯が早く抜けてしまうと永久歯が正しい位置に生えなくなることがあります。逆に乳歯が中々抜けないでいても同じように永久歯の生える位置に異常をきたします。虫歯やぶつけて変色してしまった乳歯に起こることがあります。乳歯も大事にしないといけない歯なのです。乳歯と生えてきたばかりの永久歯は柔らかく虫歯になり易く生え換わり時期は歯並びも一時的に悪くなるので汚れも残り易くなります。しっかり磨いて気を付けてあげて下さい。当院では状態管理も兼ねた定期クリーニングも行っています。歯並びが気になった時には矯正の先生も定期的に来ていますので是非相談して下さい。 ■ 他の記事を読む■ « 子供の歯科検診 千葉テレビ「ホリプレゼンツ 求人任三郎がいく!」で取材を受けました »