親知らず
投稿日:2021年6月8日
カテゴリ:未分類
こんにちは、4月から津田沼前原コウノ歯科・矯正歯科に勤務している歯科医師の浦住です。
昨年度までは大学病院、総合病院で歯科口腔外科を専門にしておりました。
歯科口腔外科では、腫瘍、のう胞、顎変形症、外傷などさまざまなものを治療対象としますが、
今回は特に多い「親知らず」についてお話しさせて頂きたいと思います。
親知らずとは、上下左右に1本ずつの計4本あります。前歯から数えて8番目の位置に生えてくる歯であるため、歯科では「8番」と呼ばれています。
よく患者様から「親知らずは抜かないといけないものですか?」と質問されることが多いですが、
僕の考える抜歯した方が良い親知らずか、残してても良い親知らずかの判断基準は、「歯ブラシがしっかりできるかできないか」であると考えます。
横を向いている親知らずでも、完全に骨に埋まっている親知らずは感染リスクが少ないため抜歯しなくてもいいと思いますし、一部親知らずが出ていたり、見た目は完全に埋まっていても、レントゲンでは骨から出ている親知らずは感染リスクが高いため抜歯した方が良いケースもあります。
また、きちんと縦に生えている親知らずでも、きちんと歯ブラシができずに歯周炎やう蝕になっている歯は抜歯した方が良いケースもあります。
とは言っても、矯正治療をする方の親知らずは、上記に該当しなくても抜歯することはあったりなどケースバイケースなことはあるので、親知らずに関して疑問をお持ちの方は、ぜひ当院へ受診して下さい。
今日は30℃を超える夏日になるみたいです。みなさん、体調崩さないよう気を付けて下さいね~。
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