オーラルフレイル
投稿日:2022年2月9日
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前原駅から徒歩1分、船橋市にある歯医者 津田沼前原コウノ歯科・矯正歯科 歯科衛生士の武石です。
皆さん、『オーラルフレイル』という言葉を耳にした事はありますか?
『オーラルフレイル」は、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つです。
この「オーラルフレイル」の始まりは、滑舌の低下、食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品が増える、口の乾燥等ほんの些細な症状であり、見逃しやすく、気付きにくい特徴があるため注意が必要です。
『オーラルフレイル』はいくつかの段階を踏んで進行していきます。まず、口腔への関心が低下してむし歯や歯周病などになり、歯が抜けたり痛みが出てきます。すると口腔機能が低下し、会話や食事に不具合が出るようになり、食欲が低下したり日常の活動範囲が狭くなったりします。噛む力や舌の筋力が衰えれば、食べる量も低下して低栄養の状態になりますし、会話が減れば社会的に孤立していきます。さらに機能が低下すると、咀嚼や嚥下に障害が起こり、要介護の状態になってしまうこともあるのです。
次のような自覚症状があるときには、要注意です。
1.奥歯でしっかりと噛めない
2.噛むと痛んだり不快感がある
3.食べこぼしがある
4.むせやすい
5.口が乾燥しやすい
6.滑舌が悪くなっている
1つでも当てはまったら、歯科を受診して、口腔ケアや口腔リハビリで改善しましょう。
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