お口ぽかんに気を付けて
投稿日:2021年9月13日
カテゴリ:スタッフブログ
歯科医師の大久保です。
まだまだコロナも収束せず体調に気を付けなくてはいけない日々が続いていますね。
最近お口ぽかん(口呼吸)をしているお子さんをよく見かけます。
本来人間は鼻で呼吸をする動物です。
しかし、口呼吸になるとお口の中が乾燥してむし歯や口臭の原因になるだけでなく、歯並びや顔つき、発音への悪影響、さらには喉の炎症や風邪をひきやすくなります。
その他にも喉の炎症が続くと、気道が狭くなりいわゆる「睡眠時無呼吸」を誘発し睡眠障害が起きてしまいます。
睡眠障害は、低身長などの発育障害や日中の集中力低下による学習障害にも繋がると言われています。
口呼吸への対応として重要なのは「舌」です。
舌の動きや位置が悪いと口呼吸になりやすくなります。
そこで、おうちでも出来る口呼吸の改善に有効な方法として「あいうべ体操」をお勧めします。
➀「あー」と口を大きく開く、➁「いー」と口を大きく横に広げる、③「うー」と口を強く前に突き出す、④「べー」と舌を突き出して下に伸ばす、という4つの動作を順に繰り返します。
「あいうべ」を1セットとし、毎日30セット繰り返しましょう。
また当院には0歳からの小児の全身の発達を口から見ていく「口育」を習得した口育士も在籍していますので、ぜひご相談ください。
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