虫歯治療中に「青い光」が!これってなに?
投稿日:2025年4月21日
カテゴリ:スタッフブログ
虫歯治療で「青い光」とは、光重合(こうじゅうごう)というプロセスで使われるもので、主にコンポジットレジン(歯科用のプラスチック素材)の硬化に使用されます。
1. 青い光の役割
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光硬化型材料:青い光は、コンポジットレジン(歯科用プラスチック)やレジンセメントなどの光硬化型の材料を硬化させるために使われます。これらの材料は、光を当てることで化学反応が起こり、硬化して強度を持つようになります。
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硬化時間の短縮:青い光を照射することで、数秒から1分程度で材料が硬化します。これにより、治療が迅速に行えるようになります。
2. 使用シーン
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虫歯の治療:虫歯治療で歯の削った部分にコンポジットレジンを詰める際、青い光を当ててそのレジンを硬化させることがあります。これにより、レジンがしっかりと歯に定着し、治療が完了します。
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詰め物(インレーやクラウン)の接着:レジンセメントを使用して詰め物を固定する際にも、青い光を使って接着剤を硬化させることがあります。
3. 青い光の安全性
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視覚的な影響はありません。青い光は通常、可視光線の範囲であり、眼に直接当たることがないように配慮されています。歯科医院で使用される光源は、特に患者に対して害のない範囲で設計されています。
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紫外線や危険な放射線は含まれていないため、安全に使用されています。
まとめ
虫歯治療で使われる「青い光」は、コンポジットレジンやレジンセメントの硬化を促進するためのもので、治療後にしっかりと材料が固まるようにするために必要なものです。
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