歯周病と全身の健康
投稿日:2021年5月11日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、4月から津田沼前原コウノ歯科・矯正歯科に勤務している歯科医師の大久保です。
もともと大学病院の歯周病科に所属しており、日本歯周病学会認定医の資格を持っています。
歯周病は「歯を支えている歯肉や骨の病気」で、一度重症化してしまうと改善がとても難しい病気ですので、心配な方や症状のある方(歯肉から血が出る、腫れるなど)は遠慮なくご相談ください。
さて、新型コロナウイルス第4波の拡大で東京都などは緊急事態宣言が発令されており、皆さんもストレスの多い日々が続いていると思います。
改めて健康の大切さを痛感する毎日ですが、歯周病が他の病気と関連性があることはご存知でしょうか?
一番代表的なものは糖尿病で、糖尿病の患者さんは歯周病になりやすく、また歯周病が進行すると糖尿病が悪化するという相互作用があることが明らかになっています。
逆に歯周病治療で糖尿病が改善することも報告されています。
他にも動脈硬化、心筋梗塞、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産なども歯周病が影響を与えるという論文が報告されており、現在世界中で様々な研究が行われています。
今後もしばらく制約の多い毎日が続きそうですが、お口の中だけでなく全身の健康を守っていくお手伝いが出来ればと思います。
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