マウスピースについて
投稿日:2020年7月28日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の飯塚です。
歯が痛くなる原因は虫歯だけではありません。歯周病による歯肉の痛みだったり、知覚過敏によるものだったり色々あります。その中の一つに歯ぎしりや喰いしばりによる歯への負担の増大があります。人の噛む力は健康な成人だと最大で自分の体重と同じ位の力があり歯が生え揃っている人はその力が歯に掛かります。普通は加減されているか強い力が掛かり続けることはないのですが、寝ている間の歯ぎしりやストレス等による喰いしばりにより過大な負荷が歯に掛かることがあります。それにより歯や歯を支える組織に障害が生じお傷みが出ることがあります。歯の表面が割れてしまうこともありますが、一見無症状のことも多く原因が分かり難いこともあります。症状が進行すると顎の関節にもお傷みが生じ顎関節症になることもあります。そのような場合歯科で対応する処置としてマウスピースの作成があります。マウスピースは樹脂の板を加熱して変形させて上顎の歯列に合うように作成する歯の保護カバーです。弾力があり過度な咬合力から歯や顎関節を守ります。歯の痛みの原因が歯ぎしり、喰いしばりにある場合症状の改善が期待できます。もし虫歯もないのに歯が痛かったり、顎の痛みや違和感にお悩みでしたら是非相談しに来て下さい。
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