お口の乾燥がもたらす事
投稿日:2020年11月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科医師の飯塚です。
お口の中は通常常に湿っています。これは唾液の分泌によって維持されています。これが様々な原因により阻害されお口の中が乾燥してしまうことがあります。唾液腺の病気、色々な原因でお口が開けっぱなしになってしまう、加齢等の原因が挙げられます。お口の中が乾燥してしまうとどうなってしまうでしょうか。唾液は口腔内を潤すことで汚れを付きにくくし、菌の付着を抑える働きもあります。そのためお口の中が乾燥すると病気になり易くなります。虫歯にもなり易く一度なった虫歯が悪化し易くなります。お口の中の乾燥は免疫の低下につながるのです。
特にこれから冬になり空気が乾燥すると普段健康な人でもお口の中が乾燥し易くなります。そうなると風邪をひき易く感染症にもかかり易くなります。お口の中の潤いを保つことは病気の予防になります。乾燥を防ぐための一つの方法として専用の保湿剤を塗ることがあります。病気により乾燥の症状が出る人に有効です。そして適切なブラッシングをこまめに行うことも挙げられます。適切なブラッシングはお口の中の粘膜を刺激して唾液の分泌を促す作用もあります。もし乾燥が気になるようでしたらお気軽にご相談ください。
感染症が流行る昨今、このような小さなことから感染症予防に努めていきましょう。
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