口腔ケアで感染予防
投稿日:2023年10月31日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!
歯科衛生士の武石です。
やっと新型コロナウイルスが落ち着きつつあるのかなとホッとするのも束の間、季節性インフルエンザウイルスが猛威を振るってますね。
近年、インフルエンザの感染予防として口腔ケアがとても重要視されています。その背景には、口腔内細菌が出す「ノイラミニダーゼ(NA)」という酵素が関係しており、この酵素を介してインフルエンザウイルスを増殖させています。
お口の中が不潔な状態だと、喉の粘膜が荒れてきます。その結果、様々な菌、ウイルスが喉の粘膜から侵入してインフルエンザを発症してしまうのです。さらにインフルエンザ単独での細胞への感染よりも、歯周病菌が加わった場合の方が感染が拡大することが分かっています。
ウイルスの増殖を防ぐためには、口腔内細菌を減らすこと、つまり、口腔内を清潔に保つ必要があります。感染予防のための口腔ケアにはご自身で行うセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアがあります。
ご自身によるセルフケアだけよりも歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを行ったほうがインフルエンザの発症率が10分の1に減少したという報告もあります。
ぜひ、適切なセルフケアとプロフェッショナルケアでインフルエンザを予防しましょう!
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