歯がしみる。。。虫歯?
投稿日:2022年9月13日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、歯科医師の大久保です。
9月に入りだいぶ暑さは和らぎましたが、まだまだ蒸し暑い日が続きますね。
さて、皆さんは今年の猛暑で冷たいアイスやを食べたり飲んだ時に歯がズキンとしみる経験をしませんでしたか?
歯がしみると「あれ、虫歯かな?」と心配になりますよね。
もちろん虫歯になってたら早く歯医者に行かないといけませんが、歯がしみる原因にはもう1つ「象牙質知覚過敏症(通称:知覚過敏)」があります。
テレビのコマーシャルでも「知覚過敏」という言葉を聞いたことはあるかもしれませんが、具体的にどういうものか皆さんはご存じですか?
簡単に言うと、歯の中の神経が敏感な状態になって、なにか歯に刺激が加わったときに虫歯じゃないけど「歯がしみるまたは痛い」と感じることです。
知覚過敏の原因は様々ですが、多いのは歯周病などで歯ぐきが痩せて歯の根っこが露出してしまうことや、歯ぎしりや食いしばりなどの癖があって歯に掛かる負担が過重になって起こることが多いです。
通常、知覚過敏だけであれば歯を大きく削ったり、歯の神経をとるような治療は必要ありません。
知覚過敏用のお薬を塗ったり、歯ぎしり用のマウスピースを付けるだけで改善することが多いです。
但し、放っておくと歯周病が進行したり歯が割れたり、歯に致命的な問題を起こすことがありますので、症状を感じたらなるべく早めに歯科医院に受診することをお勧めします。
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